今年は寒くなるのが早いですねえ。来年の旧正月が1月下旬と早めだから、その分寒くなるのも早いんだろうか?と思っている、雲南十九怪店主です。
今日は、ふんどしからもカバンからも布からも離れ、複数拠点複数収入源を目指す店主の主な収入源、スキースクールでの仕事にまつわるオハナシです。
2008年から流れに流れ、2014-15シーズンからニセコにある、とあるスキースクールでお世話になっています。冬だけ。
ということで、2014年の12月に15年ぶりくらいにニセコへ行ったのですが、驚きました。
ゲレンデで日本語が聞こえてこない。英語メイン、中国語チラホラ。ホテルも同じくです。
受け持った日本人のお客さんで「ここは日本なのに、ホテルで日本語が使えなかった…」と呆気にとられてるお客さんもいました。
行く前から外人が多いとは聞いていたけど、ここまで外国化しているとは予想以上でした。
ちなみに、スクールに入って来るお客さんの出身国を多い順に挙げてみると…
- 香港、シンガポール(圧倒的に多い)
- 中国、というか、上海と少し北京
- マレーシア、台湾、オーストラリア
- タイなどその他東南アジア諸国
- 日本
です。
そしてスクールのスタッフの8割は、ワーホリで日本に来ている粉雪中毒の英語圏若者です。
そりゃ、日本語も聞こえてこないわ。
でも、1シーズンを通して日本語が聞こえないか、というとそんなことはなく、年末年始と3月後半の春休みシーズン。あと、高校のスキー学校が来ている時。この時は日本語聞こえてきます。
値段設定が高いピークシーズンは金持ち外国人99%です。
彼らがどのくらい金持ちかというと、特にいい豆を使っているとかではない普通のコーヒー1杯1000円。これが安いという感覚です。
100円の普通のコーヒーではなく、1000円の普通のコーヒーが安いんです!
あと、白馬でスキーをしたことがあるシンガポールのお客さんを受け持ったんですが、彼はその時、怪我をしたらしいんです。その直後、動けることは動けたらしいので急遽帰国の途についたらしいんですが、なんとその時、白馬から成田までタクシーで行って、そのまま飛行機に乗って帰った、との事。
長野の山奥から成田まで、一体いくらかかるんだ…
ここに、他のイントラからから聞いた話を加えたら、晩飯1回で100万とか、1週間受け持ったお客さんからチップ5万もらったとか、等等。
なんか現実感なさすぎで、「へー」と言うしかない。金額の0の数を間違えてるアジア人が多すぎです。
他にも色々あるんですが、覚えてません。とにかく、金銭感覚が違いすぎる話をよく聞きます。
そんなのがウジャウジャいるわけです。アジアに目を向けると。
一方でそんなことは到底おぼつかない庶民も、それ以上にたくさんいるんですけどね。
ま、こういう現実もある、というお話でした。
そんなニセコでは、こういうアジアンピーポーが今後も集まって来るという予想の元、外資高級ホテルも更にいくつか建つ計画があり、ニセコバブル真っ只中、です。
その分、初めてニセコに行った15年くらい前と比べると、気がちょっと荒れてきている感が無きにしも非ずですが。
ていうか、日本のバブルの時も、こんな感じだったのかなあ。俺は当時中学生だったので、金が乱れ飛ぶという実感がありませんでした。むしろ、立ち食いそば1杯食べるのも「お金かかるしな〜」と、迷ってました。
ニセコに外人が来るようになったのは10年くらい前のことらしい
季節が日本とは逆のオーストラリアから、雪山求めてアメリカやカナダ行くより日本が近い。ということだったみたいです。
で、来てみたら、あちらの人からすると想像を絶する雪の量と質。
日本(JAPAN)とパウダースノー(POWDER)をかけてJAPOWなんて造語もできたくらいです。
当然彼らは英語で情報発信するので、あっという間に世界に広がります。
それから、彼らがニセコに家を建てたりペンションを建てたりして、オージーやニュージーの人が来始めて、その後、金持ちの東南アジアの人々が来るようになり、今がある。
そんなニセコに、今シーズンも羊蹄山を眺めに行ってきます。
なお、商品は持っていけないので、発送作業ができません。従いまして、11月下旬から3月初旬まで雲南十九怪は冬季休業に入ります。お問い合わせにはお答えできます。
冬季休業中でも商品は眺められるので、ご興味を持っていただけたなら、ゆっくりしていって頂ければと思います。
それでは皆様も楽しい冬を過ごせますように!
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