世界からJAPOWと呼ばれる良質なパウダースノー。
そのJAPOWが、世界のスキーヤー・スノーボーダーをニセコに集めている1番の理由です。
JAPOWがたくさん降った次の日、山頂に行くゴンドラには朝イチから長い列ができます。
膝パウは当たり前。
腰パウも普通にある。
もしかしたら胸パウもありえる。
こんな期待を胸に、皆、リフト待ちをしています。
ニセコでそんな当たりの日に出会ったら、迷わずパウダーを食える斜面に行きたいですよね。
そこで、ニセコに3シーズン籠っていたエスニック鈴木が、
雪が降った次の日の「どパウダー」を楽しむための、
ニセコならではのフリーダムなオススメ斜面5つと期間限定オススメ斜面1つをご紹介!
今回ご紹介する斜面は全て非圧雪。
しかも、リフトで簡単にアクセスできる、という素晴らしい条件。
これで今シーズンは迷わずに、朝イチでパウダー真っしぐらですね!!
ニセコには以下4つのスキー場があり、山頂全てつながっています。
- ニセコヒラフ
- ニセコ花園
- ニセコビレッジ
- ニセコアンヌプリ
ニセコ全山共通リフト券を買えば全て回れます。
オススメどパウダーの時期はいつ?
ズバリ
クリスマス休暇終了後〜春節の前
です。
なぜかと言うと、
JAPOWとの遭遇率が高いのは年末〜2月下旬で、
その間、比較的空いているのはクリスマス休暇終了後〜春節前だからです。
春節は毎年違いますが、1月下旬〜2月中旬のどこかから始まり、期間は1週間です。
春節が早い年は春節後もオススメです。
2月以降は、運が良ければ3月上旬でも膝パウの日があります。
爆弾低気圧が来た時は、絶好のパウダー日和だと思ってスキー場に行ったらリフトが動いてない、ということもあるので、NISEKO UNITEDウェブサイトの天気・運行状況で都度確認してください。
それでは本題。どパウダー斜面5選+1をどうぞ!
ニセコビレッジ
まず、この写真をご覧ください。
ニセコビレッジ山頂部の写真です。
この写真を元にご説明します。
ワンダーランドチェアの両サイド
ピンクの線が、今時珍しい1人乗りリフト、ワンダーランドチェア。
その両サイドの水色のラインがパウダー狙いで楽しい斜面です。
森林限界を超えているので木がなく、どの方向に滑り出しても気持ちいいです。
ワンダーランドチェアは、クリスマス休暇直前の12/20過ぎに動き出すことが多いです。
水野の沢
最初に言っておくと、水野の沢はパトロールの管轄外なので、何かあっても全て自己責任です。
ゲレンデ内と違って助けてくれる人はいません。そこは肝に銘じましょう。
写真右下、黄色い矢印方面に少し登って、G11というゲートから行きます。
ゲートのところにパトロールがいて、ゲートが開いているかどうかの目印もあるので、何かあればパトロールの指示に従いましょう。
そして、ニセコルールというローカルルールがあるのでキチンと守りましょう。
ニセコルールはこちらで確認しましょう。
上は木がまばら。ひたすらパウダー。気持ちいいです。
下の方に行くとツリーランになり、結構難しくなります。
中間部では自然の地形を活かして飛んだりしている人もいます。
水野の沢はとても長い非圧雪斜面なので、滑りごたえはありすぎるほどあります。中には1本滑ったら十分と言う人もいるでしょう。
が、滑り終わった後の爽快感も半端ないです。
滑るのに夢中だったので、残念ながら写真はありません。
スーパースティション→じゃがいも→みそしる
水野の沢に行くのと同じく、黄色い矢印方面に上っていくんですが、G11の右隣に別の通路があります。そこを少し滑っていくとスーパースティションに出ます。
スーパースティション→じゃがいもの時、少し平地を移動しますがみそしるの下まで滑るとかなりの距離になります。滑りごたえあり。
なまらの右半分(期間限定)@ニセコビレッジ
通常、ゲレンデ中間部にある「なまら」は圧雪されるんですが、12月前半のみ「なまら」の上から見て右半分は圧雪されないことが多いです。
なので、もし雪が降った次の日に圧雪されていなければ、12月前半から膝パウ腰パウが楽しめます。
しかも、斜面の形状が軽くウェーブしている部分もあるので、パウダー+ウェーブのフワフワ感が独特です。
ここは結構滑りやすくて、12月前半の穴場だと個人的には思っています。
ニセコビレッジのゲレンデマップは以下のリンクからご覧ください。
- ワンダーランドチェアは山頂部
- スーパースティションから始まる3斜面は地図中心の少し左にある水色で囲まれた黒い部分
- 水野の沢は地図中央の黄色い線で囲まれた部分
- なまらは地図の左端真ん中
ニセコヒラフ
エース第4・キング第4
ニセコヒラフの頂上部、赤い点がたくさんあるエリアです。
ここは木が全くなくて、かなり滑りやすい!
非圧雪にあまり慣れていない人でも楽しく滑れると思います。
ニセコ花園
ストロベリーフィールド
花園第1クワッド降り場のすぐ近く、ピンクの☆印をつけたゲートから入ります。
水野の沢と同じく、パトロールの管轄外なので全て自己責任です。
ニセコルールもキチンと守りましょう。
ニセコルールはこちらで確認しましょう。
悪天候で風が強かったりすると上部リフトが全て止まり、ビレッジやヒラフから花園に来れなくなるので、ツリーランでパウダー独占という、かなり美味しい状態になります。
と、知ってそうなことを書いておきながら、実はストロベリーフィールドは行ったことがありません。残念ながらタイミングが合わなかったんです。
でも、同僚のパウダー狂の海外&日本人スタッフ達が絶賛していたので、間違い無いです。
なので、この記事を読んだあなたには是非行って頂いて、パウダーをたっぷり滑ってきてほしいです!
難易度も含め、まとめ
上から難しい順です。この記事読んでワクワクするような人に難易度なんか関係ないとも思ったんですが一応。上から難しい順です。
- 水野の沢@ニセコビレッジ
- ストロベリーフィールド@ニセコ花園
- スーパースティション@ニセコビレッジ
- ワンダーランドチェア@ニセコビレッジ
- エース第4&キング第4@ニセコヒラフ
- 期間限定のなまら@ニセコビレッジ
それでは、ニセコのJAPOWを楽しんできてください!
推奨はファットスキー
膝パウ、腰パウ、胸パウを滑るには、少なくともセンター幅90台後半のファットスキー推奨です。
なぜかと言うと
カービングスキーよりファットスキーの方が圧倒的に楽しいから
です!
浮遊感が別次元です。
自分はニセコで働き始めた時はファットスキーを持っていませんでした。
シーズン始まって少し経った頃、同僚にファットスキーを借りる機会があったので、借りて2、3本滑ったんですが、楽しすぎて、次の日、倶知安の街まで買いに行きました。
こんなの初めて…
でした。
そのくらい楽しさが違います。
センター幅70~80と狭めのカービングスキーでも滑れないことはないですが、前後バランスが相当シビアになるので、かなり高いレベルのバランス感覚が求められます。
しかも、ちょっとバランスを崩すと、前のめりに転んで板が外れて失くしたり、板が雪に深く刺さって身動き取れなったりします。
なので、しつこいですが、ファットスキーを強くオススメします!
もし、ファットスキー持ってないけど気になる方は、以下のリンクから色々見てみてください。
ファットスキーを見てみるそれでは、JAPOWのフワフワ感を存分にお楽しみください!
初級・中級の人はこちらへどうぞ。
今回ご紹介した斜面は全て、上級者・エキスパート向けです。
特にパトロール管轄外の水野の沢@ニセコビレッジと、ストロベリーフィールド@ニセコ花園は、初級・中級レベルだと行ったが最後、上手い人と一緒に行っても帰ってこれなくなります。
これは脅しではなく本当のことです。
エリア内ですが、スーパースティション@ニセコビレッジも難しく長い急斜面なので同じくです。
なので、初級・中級の方は、下の記事のオススメ斜面に行ってみてください。
それでは、最後までありがとうございました。
ニセコのパウダースノーを楽しんできてください!
コメント
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