今回の記事は英語の発音やリスニングに悩んだ話が主ですが、途中で深く呼吸できるようになる話も出てくるので、運動・演奏・頭を使う作業のパフォーマンスを上げたい人にも役に立つと思います。
内容は、昨年末、ある本に出会ったことでモニョモニョゴニョゴニョ聞こえていた英語のフレーズが意味を持つリズムある音に変わり、聴き取りが格段に楽になった、という話です。
英語喉に出会った
「英語喉」という本です。
英語喉と出会うまでは英語の発音やリスニングには相当苦労していて、発音練習ためにネットで参考になるページを探しまくったり、何冊か発音の本を買ったりしました。”r”は舌を丸めるとか、”th”は舌先を上前歯につけるとか、色々やりました。発音できない音は聞き取れないと言いますし。
結果、やらなかったよりマシだったのは間違いないですが、リスニング力は思ったほど上がらず、根本的な解決には至りませんでした。どうしてだろうと、この20年くらいずっと思っていました。
そんなところ、昨年末に「英語喉」と出会ったのです。
英語喉って何?
英語喉ってのは、一言で言うなら英語の発声方法です。
この英語喉は、この音の時は舌の位置はこことか唇の形はこうとか、細かい口の動きを気にしなくても発音の9割をカバーできるという優れものです。口の細かい動きを気にしないといけない音もいくつかありますが、微々たるものです。
更にいいと思ったのは、英語以外の外国語にも適用できることです。
試しに中国語でも英語喉で意識して発音練習をした後にリスニングしたところ、予想通り聴き取りが楽になりました!
ということで、どうやって英語喉の練習をしたかをシェア。英語に限らず、外国語のリスニングが苦手な人へ届きますように!個人的な試行錯誤の様子も少し入っています。
英語喉で意識すること
英語喉で意識することを簡単に言うと以下の2つです。
- 「ダラダラ話す」
- 「発声場所」
「ダラダラ話す」
まず、「あっいっうっえっおっ」と言ってみてください。
小さい「つ」で音が切れますね。
この音が切れる瞬間、喉がすぼまります。
そのことを知った上で、
もう1回、「あっいっうっえっおっ」と言ってみましょう。
ただし、今回は喉に意識を向けて、喉のすぼまりを感じてください。
この喉のすぼまりを体感することが大事です。
喉のすぼまりがあるとダラダラ話すことができません。
次は大きく息を吸って
「あーいーうーえーおー」と
息を吐きながら「あ」から「お」まで、音を切らずに一気に言ってみてください。
途中、喉のすぼまりはありましたか?
なかったと思います。
一方、ダラダラとした感じはあったと思います。
普段、英語話者はダラダラと、のどがすぼまらない状態で喋っています。
「発声場所」
ダラダラ感に加えて、発声場所にも意識を向けましょう。
日本人はお客さんと話したりする時、声を高くする、というか、声が上ずると思います。そしてハキハキ話します。電話に出る時なんかがいい例です。声が高くなる人が多いです。
この時、声は鼻やおでこから出て上に抜ける。そんな感じだと思います。
そういう声がどこから出ているかと言うと。
ちょっと、試しに電話に出る時の声を出してみてください。
喉ではなく、口の奥から声が出ている、いわゆる口発音になっていませんか?中には鼻の奥と感じる人もいるかもしれません。
これをですね。
気を使わなくていい人と話している時のように喉や顔の力を抜いて、低い声で話すようにします。
顔の力を抜くには、無表情にします。そして、口をポカーンと開きます。半開きくらいですね。そうすると、肩、首、顔の力が抜けると思います。無表情が難しいのであれば、ちょっとした微笑みでもいいと思います。微笑みでも口は半開きにしましょう。
その力が抜けた状態で、喉で声を出します。
そうすると、声が低くなります。
喉で声を出すってどの辺で出すの?という場合は、喉仏の辺りを触りながら、触っている辺りから声を出すといいと思います。
なお、今まで出てきた声の高い低いは地声の高い低いではないので、自分の音域の範囲で高い低いを考えてください。
あと、元々腹から声がしっかり出ているような人は普段も喉から声が出ていると思うので、アドバンテージを持っていることになりますね。この項目は簡単にできると思います。
声が低くならない… という人は
実は英語喉の練習を始めてからしばらくは声が低くなりませんでした。
顔の力も喉の力も前より抜けてるし、発声場所は喉に近づいた。でもやっぱり相変わらず口発音で、声質は前とあまり変わらない。なんでだ?と悩みました。
ですが、悩んでいる最中にたまたまあった歯科検診の時に、歯医者さんからもらったコメントに解決方法が隠れていました。舌にはホームポジションがあるそうです。
そのホームポジションは「舌路」っていいます。
舌を上顎につけるとは、上前歯の後ろにあるザラザラした部分に、舌先から腹をくっつける事です。これを舌路(ぜつろ)と言います。
【反り腰】は2つの呼吸法で解消できる!腰痛にも効果的
「舌路」を意識すると舌が前に出て喉が開いた感じがしませんか?
自分の場合、喉が緊張して、上顎の奥の方と舌の根っこが接近して喉が狭くなっていたため、舌路を意識することで低い声が出るようになりました。
この「舌が前に出て喉が開いている感覚」を維持しつつ、もう一度喉から声を出してみてください。
また、舌路を意識すると呼吸も深くなります。ですので、普段呼吸が浅い人は舌路を意識するといいと思います。特に鼻呼吸をすると、呼吸が深くなることを実感できると思います。
運動する時も頭を使う時も酸素を多く摂れるのはメリットだと思うので、舌路を知らなかった人は是非試してみてください。
地道な発声練習や勉強は必要
発声場所も発声の仕方も日本語とは全く違うので、練習が必要です。また、英語喉で音の解像度は上がりますが、単語を知らないと英語を理解できません。ですので、自分の単語量を増やすことは必要です。中学レベルの文法も必要です。
あと、英語喉に出会う前に買った発音の本の知識は、基礎の上に乗っかる技術だと思います。英語の発声がある程度できるようになって、更に発音を磨きたいと思った時に役立つのでは?と思います。
英語喉を知った後の音を公開
英語喉で母音と子音を一通り練習をした後の自分の英語をアップしておきます。まだまだ練習は必要ですが、以前、この音声をTwitterにあげた時に英語喉著者の上川さんから以下のコメントもいただいたので、とりあえずの目安にはなるかと思います。
これでも前よりはだいぶ良くなっているんです!英語喉練習前の音源がないので比較できないのが残念なんですが、英語喉をやる前は音がぶつ切れで我ながら聞きにくい英語だなと思いましたから。
未だにこもる音が続くと聞き取れないことも多いですし、口発音が体に染み付いているせいか喉発音がまだ安定しないので、引き続き英語喉の練習をしていきます。
YouTubeの英語喉チャンネルがある
YouTubeに上川さん本人の無料の英語喉チャンネルがあるので、英語喉が気になった人は何項目か試しにやってみて、しっくりくるようだったら、英語喉の本と並行してYouTubeチャンネルも見る。これが最強だと思います。
あと「機関銃英語が聴き取れる」もオススメです。こちらは英語喉の説明は最低限で、英語のリズムに慣れることに重点を置いています。「ダラダラ話す」に重点を置いているとも言えますね。
言語障壁を減らして情報源を増やし自分の世界を広げることは、自由度を増すのに重要だと思うので、コツコツやっていきましょう。
それでは、強い個を目指して、日々励みましょう。
ありがとうございました!
TOEIC730を目指しているあなたはこちらもどうぞ。
スキーがしたくワーホリ行くあなたはこちらもどうぞ。
英語の勉強、やる気が出ない時はこちらをどうぞ。
コメント
[…] […]
[…] […]
[…] 英語 【英語喉】効果アリ!「英語の音声が聞こえる」ってこういうことだったのか!! 考え方 【姿勢は大事】机と椅子の高さを適正位置にしてテレワークの効率を […]
[…] 【英語喉】効果アリ!「英語の音声が聞こえる」ってこういうことだったのか!!英語のリスニングがなかなか伸びなかったのが、英語喉を練習することで音声の聞こえ方が段違いにUP […]
[…] 【英語喉】効果アリ!「英語の音声が聞こえる」ってこういうことだったのか!!英語のリスニングがなかなか伸びなかったのが、英語喉を練習することで音声の聞こえ方が段違いにUP […]
[…] 【英語喉】効果アリ!「英語の音声が聞こえる」ってこういうことだったのか!!英語のリスニングがなかなか伸びなかったのが、英語喉を練習することで音声の聞こえ方が段違いにUP […]
[…] 【英語喉】効果アリ!「英語の音声が聞こえる」ってこういうことだったのか!!英語のリスニングがなかなか伸びなかったのが、英語喉を練習することで音声の聞こえ方が段違いにUP […]
[…] 【英語喉】効果アリ!「英語の音声が聞こえる」ってこういうことだったのか!!英語のリスニングがなかなか伸びなかったのが、英語喉を練習することで音声の聞こえ方が段違いにUP […]
[…] 【英語喉】効果アリ!「英語の音声が聞こえる」ってこういうことだったのか!!英語のリスニングがなかなか伸びなかったのが、英語喉を練習することで音声の聞こえ方が段違いにUP […]