今回の記事は、これから非英語圏に関わる、もしくはそういう地域が気になっている、でも、英語を勉強しているあなたに、
ちょっと待ったー!
と、昔テレビで聞いたようなセリフですが、そう思って書きました。
待ってほしい理由は、この記事の結論になるんですが、非英語圏のエリアでローカルと関わることが多いのであれば、英語よりもその国の公用語の力を伸ばしたほうがいい、からです。
なので、英語必須!という環境にいる人は、おそらくこの記事は必要ないので、この記事を読む時間は英語に投資しましょう。
英語ネイティブの発音に苦戦している人は、以下の記事をご覧ください。
あと、雰囲気が英語やれ!って言ってるからなんとなく英語の勉強をしていたり、必要になるか分からないけど楽しいからマイペースで勉強している人もいると思います。
どんな理由であれ、勉強していること自体とてもいいことだと思うので、是非それを継続してください。
英語ができるようになって情報を取れる範囲が広がれば、世界や発想が変わるし、他の言語を勉強したくなった時に経験が応用できます。
でも、そういう人にも、今回の記事はあまり刺さらないかもしれません。
ゲーム感覚でTOEICのスコア730を目指している人は、以下の記事をご覧ください。
では本題入ります。
なぜ、そのエリアの公用語>英語なのか。
非英語圏でも英語は共通語かどうかを考えよう
非英語圏に深く関わる、もしくは気になっているエリアが非英語圏である。
でも、とりあえずと思って英語を勉強している。
これに当てはまる人はひとまず冷静になって、本当に英語がそこまで必要なんだろうか、と、優先順位を考えてみましょう。
英語ができないよりできたほうがいいのは間違いないので、勉強していること自体はとてもいいことです。
さらに言うと、英語の勉強方法や考え方が、他の言語を勉強する時に応用できることが多々あります。
なので、英語を勉強していたことが無駄になることはないです。安心してください。
ただ、非英語圏で英語が通じるのは、観光地(英語が通じないこともあり得る)と、ある程度裕福な家庭で育った人が相手の場合のみ、と思っていてちょうどいいくらいです。
地域によっては英語ができる人が結構いる場合もありますが、多くはありません。
このことが分かりやすいのが以下の写真です。ブルガリアの首都ソフィアの鉄道駅にあった案内表示板です。
首都の駅なのに英語表記がありません。首都でこの状態ということは、国内では英語はあまり通じないと考えていいでしょう。
となると、ブルガリアでは英語が役に立つ機会はそんなにないことが想像できます。
東京にしても同じくですよね。東京には英語の案内はたくさんありますが、片言でも対応できる人は多くない印象です。
それにしても、自国語のみってのも極端ですが、逆に日本の案内表示板は4ヶ国語でごちゃごちゃしすぎで日本人ですら見づらいです。日本語&英語で十分だと思うんですが。
書類に使われる言語は英語が多い場合
この場合は単純に、英語を読むことにどのくらい慣れているかで、その地域の公用語と英語の勉強時間の比率を調整するといいと思います。具体的な比率は人によってだいぶ違うと思うので、各自で試行錯誤して探ってみてください。
方言があるからその方言を覚えたい
その心意気や良し。しかし、方言は圧倒的マイナー言語です。
参考書や参考動画を探し出すのが難しいので、勉強を開始するまでのハードルが高いです。探し出せずに挫折したらもったいないです。
なので、「方言があるなら方言じゃなきゃダメだ!」という完璧主義を発動させず、とりあえず公用語を覚えていきましょう。
公用語でも相手を尊重しているという意思は十分伝わるので、方言は慣れてからでも遅くはありません。
これ、立場を逆にするとわかりやすいと思います。
普段、方言を話す人でも、外人が日本語を話せたら感心しますよね?それが標準語だったとしても。
あと、その外人に対して心理的な距離が近くなるし、安心感も多少は生まれると思うんですが、いかがでしょうか。
海外で怪しい客引きが多少変でも日本語を使ってくるのは、こういう効果を狙っていると思います。
具体例:地域の半分以上がスペイン語圏の中南米
10年くらい前の話ですが、2年間海外放浪していました。そのうちの1年半は、スペイン語圏が広がる中南米にいて、その時に英語圏以外では英語よりその地の言語だと実感しました。
中南米にいた時に英語を使ったのってスペイン語が話せない人と話した時くらいで、それ以外はスペイン語。
スペイン語で過ごした比率は7〜8割です。
なので、中南米に長期滞在する予定があったり、中南米以外に旅行は行く気がしない、という人は、英語よりスペイン語(ブラジルならポルトガル語)を勉強したほうが、現地の人の心理的ハードルも下がるし、滞在もより楽しくなると思います。
仕事の場合だったら、仕事はもちろん、生活自体がしやすくなります。
ちなみに、自分がブラジルで過ごした時はなんちゃってポルトガル語とスペイン語で乗り切りました。スペイン語とポルトガル語って結構近いので、なんとなく通じてました。
余談ですが、スペイン語がレベルアップすればお金になるかもと思ってたので、帰ってきてからもしばらくは参考書を買って忘れないように勉強してました。
結局途中でやめてしまいましたが…
もしスペイン語をある程度勉強してから中南米に行きたい人にはこの参考書をオススメします。音源を聴きつつ、何度も音読していれば自然と口をつくようになると思います。
非英語圏に行く人は、現地の公用語を優先して勉強しましょう
最後にもう一度、この記事の結論ですが、見出しタイトルの通りです。
現地の公用語の勉強を優先させましょう。
理由は前述の通りですが、もう1つ加えるならば、日本では英語よりもマイナー言語になるのは間違いないので、ある程度極めればそれだけで稼ぎを増やすためのスキルにもなり得ます。
どの言語でもある程度極めるのは大変ですが、英語をお金にしようとすると競争相手がめちゃくちゃ多いので果てしなく大変になります。
一方、競争相手が少ない言語だと英語よりはハードルが低くなります。
将来的に稼ぐスキルにできるかも、というほうがやる気も出ますよね。
それでは、あなたの外国語の勉強が順調に進むよう願って、今回の記事は終わろうと思います。
最後までありがとうございました!
コメント
今回はエスニック鈴木さんのエスニックたる事がわかったような気がします。ちなみに、ポルトガル語でコスタロイってゆうような言葉聞いたことありますか?ブラジル人から腰が痛いと教わった気がするのですが、それ以来20年使ってますが間違ってないかな。
聞いたことなかったので調べてみました。勉強になりました。
背中が痛いは”Costas doi”だそうです。costasが背中、doiが痛い。
ブラジル人が話すとCostasの最後のsは音が消えてそうだし、dの音は日本人にとってはラ行に聞こえることもあるので、通じてると思いますよ!